在日外国人で転職が多いと在住資格が取れないのは本当ですか?

 ほとんどのケースで転職回数が多い人が永住資格取得で不利になるのは事実です。理由は収入の安定性が損なわれるからです。転職を繰り返すことで収入がバラバラになって、しかも収入が下がってしまったら経済的な安定性がないと判断されても仕方ないです。

 しかし、人によっては転職を飛躍するための手段として使っている方がいます。このような方には、転職は不利なのではなく、むしろアドバンテージですので、全く気になさらない方が良い外国人もいらっしゃいます。例えば、転職するたびに給料が上がっていたり、転職のために資格を取得したり、結果として財産を蓄積できているような方々です。そんな上昇志向でそれが給料や財産に反映されている資料を提出できるかどうかがカギとなります。

必要書類以外に提出していると誤解を生まない書類

  • 転職が一貫している哲学に基づくことを証明する資料→各企業でこんなことを経験してきたという資料
  • 現勤務先のみならず昔の勤務先の上司の推薦状
  • 自分の専門の資格(ITや溶接など)
  • 直近5年の収入証明書として「住民税の所得課税証明書や納税証明書」
  • 銀行残高証明書
  • 保有している不動産の登記事項証明書
  • 年金事務所から取り寄せた年金記録証明書
  • 健康保険被保険者証のコピー

 とにかく、経済的な安定性、預貯金や不動産などの財産、上昇志向を証明するための書類を提出できるかどうかが重要な点になります。